岡山・奥迫川の桜 開花祝おう  /  神島外浦で5日、山桜まつり

洪庵さくらまつり03
岡山・奥迫川の桜 開花祝おう

岡山市南区奥迫川の県天然記念物「奥迫川の桜」の見頃に合わせ「さくら祭in奥迫川」が5日、近くの広場で開かれる。今年で10回目を迎える恒例イベント。過去9年に撮影した桜の写真を展示したり、手作りのうどんや山菜おこわを販売したりする。
 奥迫川の桜は、約150メートルの山の斜面に立ち、高さ約20メートル、枝張り約27メートル。樹齢は300~500年とみられる。
 さくら祭は、市内外から桜の観賞に訪れる人をもてなそうと地元住民が2006年から毎年開催。会場となる広場は麓にあり、テントや椅子を並べ、購入したうどんなどをその場で味わえる。うどんは10回を表す英語「ten(テン)」の語呂にちなみ「天ぷら」を入れた特別バージョンで販売する。価格は1杯300円。
 広場近くの奥迫川集会場には、住民が06~14年に撮影した桜の写真約20枚(いずれもA4判)を展示する。青空をバックに淡いピンク色の花が咲き誇った光景、樹齢を感じさせる太い枝などを写し取っている。
 住民でつくる実行委員会によると、桜は5~10日前後が見頃。橘英雄会長(68)は「桜は地元のシンボル。多くの人と一緒に開花を祝いたい」と話す。
 小雨決行。午前9時~午後4時。南区役所灘崎支所(同片岡)と会場を結ぶシャトルバス(片道100円)も運行する。

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神島外浦で5日、山桜まつり

笠岡市神島外浦一帯に自生する山桜が色づきを増している。白や淡いピンクの花が山並みから顔をのぞかせ、瀬戸内の多島美とのコントラストが住民らを楽しませている。
 神島外公民館によると、例年並みの3月下旬から咲き始め、ここ数日の陽気で一気に開花スピードが加速。今月中旬まで楽しめそうだという。
 5日には地元の十夜ケ橋大師で「山桜まつり」を開催。ゆず湯の接待があるほか、地元住民手作りのよもぎ団子や桜餅、オレンジジャムなどの販売もある。
 また、山桜の写真も募集。サイズはA4判、四つ切り、ワイド四つ切りに限り、タイトルや撮影日、撮影場所などを記入して神島外公民館に郵送か持参する。5月7日必着。問い合わせは公民館(0865-67-4653)。
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