岡山 4月1日から津山さくらまつり
城下町に春本番を告げる「津山さくらまつり」(津山市観光協会、津山商工会議所、市などでつくる実行委主催)が4月1日、鶴山公園(山下)をメーン会場に開幕する。15日までの期間中、土・日曜を中心に多彩な催しを展開。今年は約千本の桜をぼんぼりで照らす夜桜を堪能してもらおうと、夕方以降のイベントを充実させた。
「日本さくら名所百選」に県内で唯一選ばれている同公園はソメイヨシノ、シダレザクラなどが咲き乱れる西日本有数の花見スポット。今年は昨年より4日、例年より6日早い26日に開花しており、1日に見ごろ、4日に満開を迎えそう。
1日は午前10時15分から表門前でオープニングセレモニーがあり、津山情緒保存会の踊りと備州岡山城鉄砲隊の演武で幕開け。先着千人に紅白餅をプレゼントする。
2、3、9、10日午前10時-午後4時は、牛の骨周りのそずり肉を使った鍋やコロッケ、ホルモンうどんといったご当地グルメのテント村やお茶席を設置。鉄砲隊のショー(3、10日)や、お笑い芸人小島よしおさんのライブ(9日)が祭りムードを盛り上げる。
夜間イベントは、1-3日に午後7時から30分ごとに津山城をテーマにした映像を石垣に投影する「3Dプロジェクションマッピングショー」を初開催。9、10日の午後6時半からは「夜桜ステージ」と銘打ち、落語家の独演会や地元劇団による舞台がある。
開園時間は午前7時半-午後10時。ライトアップは午後6時から。入園料は高校生以上300円、中学生以下無料。
他会場では期間中、国名勝・衆楽園(山北)で尺八と琴の演奏会や俳句会が行われ、城東町並み保存地区には茶席が設けられる。問い合わせは市観光協会(0868 22 3310)。
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児童ら大きな「デゴイチ」に驚き (近代化産業遺産・旧津山扇形機関車庫)岡山
国の近代化産業遺産・旧津山扇形機関車庫や展示室で構成する「津山まなびの鉄道館」(津山市大谷)が4月2日にオープンする。内覧会が30日開かれ、地元の住民、小学生らに一足早くお披露目された。
鉄道館はJR津山駅構内にあり、老朽化した同車庫のリニューアルに合わせ、JR西日本岡山支社が整備した。車庫は梅小路機関車庫(京都市)に次ぐ全国2番目の規模(17線構造)。「デゴイチ」の愛称で親しまれる蒸気機関車「D51」など初披露の4両を含め、13両が並んでいる。車庫に併設された展示室には、岡山の鉄道史をまとめた「あゆみ」、レバーで列車の進行方向を変える転てつ機のミニチュアなどが並ぶ「しくみ」といった4ルームがある。
津山市立南小3年の男子児童(9)は「デゴイチが大きくて驚いた。何度も来て勉強したい」と話した。
開館時間は午前9時-午後4時。入館料は高校生以上300円、小中学生100円、未就学児は無料。2日午前10時からオープニングセレモニーがある。問い合わせは同館(0868 35 3343)。
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