岡山 真庭・醍醐桜で「まつり」始まる
okayama 真庭 daigo 桜

真庭市別所の岡山県指定天然記念物「醍醐桜」の一帯で行われる「まつり」(実行委主催)のオープニング式が28日、同所で開かれた。樹齢約千年とされる古木の蕾(つぼみ)は日増しに膨らみ、平年より6日早い30日ごろに開花しそうで、開花日から地元特産品の販売などを始める。4月5日にも満開となる見込み。
 実行委の春木基男委員長(NPO法人醍醐桜未来プロジェクト理事長)が「今年は花付きも良さそう。地域の団結力で観光客をもてなそう」とあいさつ。太田昇市長ら関係者7人でテープカットを行った。地元の女性有志9人による銭太鼓や踊りの披露もあった。
 開花日から4月15日ごろまでは、桜近くの休憩所で地元住民がうどんや手作りこんにゃくなどの特産品を販売。五分咲きになってからは、日没-午後9時にライトアップする。開花状況は市のホームページやテレホンサービス(0867 52 1503)で確認できる。
 醍醐桜は樹高約18メートル、四方への枝張り約20メートルのアズマヒガン。鎌倉末期、後醍醐天皇が隠岐に流される際に立ち寄り、称賛したとされる。


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