岡山 足守と御津で「桜」楽しむまつり


岡山市北区足守の足守川河川敷一帯で3日、第25回足守洪庵さくらまつり(足守地域活性化推進事業実行委主催)が開かれた。地域住民らが桜をめでながら、ステージでの発表や食事を楽しんだ。
 近くの県指定名勝・近水園を含め桜約180本が見頃。地元の10団体によるテント村では「大井しいの木いきいき会」がつきたての草餅や足守メロン、住民グループ「備中足守竹取物語」は足守藩から将軍家への献上品にちなんで特製したこんにゃくを使った菓子、「下高田わらべ会」は焼きそばなどを販売、家族連れらが買い求めた。
 ステージでは住民たちが日本舞踊や安来節、大正琴などを披露。足守藩士で新選組隊士の安富才輔の墓などを、新選組ファンでつくるグループ「岡山新選組」と一緒に巡る歴史ウオークもあった。
 家族で来ていた足守小の2年男子(7)は「きれいな桜の下で食べるのは気持ちがいい」と話した。
 
 
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 岡山市北区御津金川の金川観波橋河川公園で3日、金川桜まつりが開かれ、地元住民らによる演芸などが繰り広げられた。
 ステージでは、御津高校と御津中学校の吹奏楽部がそれぞれテレビドラマやアニメの主題歌、ポピュラー音楽などを軽快に演奏したほか、地元有志による大正琴やフラダンス、うらじゃ踊りなどが披露された。
 会場ではほぼ満開となった桜の下、家族連れらが持参した弁当などを広げて思い思いの時間を過ごしていた。自転車や米が当たる抽選会もあり盛り上がった。
 約150本のソメイヨシノが植えられている御津地区の宇甘川堤防では10日までちょうちんが点灯(午後6時-9時)される。
 同まつりは、同地区の住民組織でつくる御津活性化事業実行委員会が主催。